平成大改修 7月

7月4日 耐震補強工事がはじまりました。

ステンレスの筋かいを×状に入れ、漆喰で固めます。

震度6ぐらいまでは耐えられるようです。

専福寺の本堂は、善光寺地震でも倒壊しなかった本堂です。

7月6日 余間の板がはずされ、新しく板が敷き詰められます。


7月9日 本堂屋根全体に、銅板の下地になるグリーンシートが張られました。

防水、断熱効果があるそうです。

 7月10日 内陣の床が外されました。

シロアリのため腐ってしまった内陣の丸柱を一本取替えました。


 7月12日 屋直し工事が行われました。

東西に2cmづつ傾いていて、ジャッキアップしながら引っ張られています。

 内陣の床下から、なぜか松の薪が大量に出てきました。江戸時代、または明治時代のものでしょうか?

なぜ置かれていたのか不思議であり、非常に不気味でもあります。

7月16日 本日から銅板葺きがはじまりました。そんな中、午前中地震があり、あわてて屋根屋さんの安否を確認しに行き、みなさん無事でした。テレビをつけたら、中野は震度5強とのことでした。本当に命がけの職業です。


 7月19日 正面も始まりました。

門前の道路からチャカチャカした屋根が目をひきます。

 0.35mmの銅板の一文字葺きです。

7月24日 下地により完全に密封されている茅の空気の流れをよくする空気孔が設けられました。


 

遠く高社山を望みます。

非常に田舎の古寺を感じさせます。